顎顔面矯正治療

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こんにちは。丸尾歯科の丸尾尚伸です!

1/27・28、沖縄で顎顔面矯正治療のセミナーを受けてきました。

 

みなさんは顎顔面矯正をご存知ですか?

顎顔面矯正とは・・・

成長途上にある、あごの骨を広げ、本来あるべき成長を導く矯正治療法です。

いわゆる歯列矯正が、歯一本一本の治療であるのに対し、顎顔面矯正治療は、歯を支える骨、あごの骨、頭蓋骨、それらを取り巻いている組織(歯肉や頬など)までを考慮した矯正治療方法です。健全な骨の成長を促すことで健康で美しい歯並びへと導いていきます。不正咬合の根本的な解決を目指す方法と言えるでしょう。

 

成長段階にあるお子さんへの顎顔面矯正法は非常に効果的

最近の子供は、母体の栄養状態が良くなり歯が大きくなる一方、食の多様化、軟食化に伴い咀嚼回数が激減し、顎が非常に華奢で小さいため、あごの大きさと歯の大きさのアンバランスから生じる不正交合が大変増えています。

心身ともに発育途上にある子供にとって、あごの発育が期待できる期間は、非常に限られた一時期のみです。ですから、あごの骨そのものの発育の遅れ(発育不全)を取り戻し、本来の正常な機能、発育を促すには、いかに適切な時期にアプローチするかが非常に重要となります。

上顎と下顎の成長は、そもそも発育のピークを迎える時期が異なっています。身長の伸びとともに比較的ゆったり発育する下顎に対し、上顎は5歳をピークに10~12歳でほぼ成長が完了してしまいます。

上顎は脳・脊椎など神経系の発育に準じて、早い時期に成長を終えるのです。そのため、早期治療として顎顔面矯正を行うのであれば、できるだけ低年齢から、遅くとも10歳頃までに治療を開始することをおすすめしております。

特に、下顎前突(受け口)は、そのまま加療しなければ年々悪化の一途をたどるケースが多く、早めに治療を開始し、骨格のアンバランスな成長を最小限にとどめるのが望ましいと言えるでしょう。早期の顎顔面矯正は、正常な機能と発育を一刻も早く取り戻す、まさに「不正咬合の芽を摘む治療」なのです。

 

顎顔面矯正で体本来の正常な機能や発育を取り戻しましょう

不正交合がもたらす症状は、実は子供が抱える様々な問題のただ1つの現象にすぎません。口呼吸から始まる負の連鎖にいつ気づき、どうアプローチするのか。歯の並ぶ顎骨、そして周囲の軟組織までを考慮した上で治療を進める中で、子供たちの体を本来あるべき正しい発育へと導くこと、これこそが、顎顔面治療の目標です。

バランスよく発育し自然に整った口元、健康的な笑顔は、必ずや子供の人生に多くの恵みをもたらす財産となることでしょう。顎顔面矯正で体本来の正常な機能を取り戻しましょう。顎顔面矯正治療をすると、歯並びが美しくなるだけでなく、その他多くの症状の改善が見られます。

上顎の骨が広がると、狭まっていた鼻腔や気道も広がり、鼻づまりやぜんそくの改善、いびきの軽減も期待できます。下顎の場合は、舌が本来の位置に戻るため、舌運動機能や咀嚼機能の改善に効果があります。

顎全体のバランスを整えることで、体本来の正常な機能・正常な発育へとつながっていくのです。

丸尾歯科では、顎顔面矯正治療法を導入しております。お子さんのお口の状態に合わせて適切にご提案いたしますので、気になることがありましたら、お早めにご相談ください。

 

 

勉強後のお楽しみ~(笑)

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