「顕微鏡下根管治療の適応とそのポイント」WEB講演会レポート

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2/5診療後、愛知学院同窓会主催のWEB講演会に参加しました。ここ2年程はコロナの影響で 、実習のないセミナーはほぼオンラインになっています。診療後の短い時間でも移動なく受けられるので、とても有意義です。

今回の講師の樋口直也先生は、僕の学生時代に担当して頂いた先生で、とても懐かしい気持ちになりました。

講演会の題目は「顕微鏡下根管治療の適応とそのポイント」

根管治療とは歯の神経が入っている管の治療になり、実際はなかなか肉眼では見えない部分の治療になります。

         画像:テキスト参照

冠と土台をはずして、根管内を機械的にファイルで掃除したり、薬液で洗浄したりします。通常なら数回治療すれば症状が良くなるのですが、中にはうまくいかない症例に遭遇することがあります。

そういった場合の原因として、根管を見逃していたり、途中で穴が開いているのに気づかなかったり、様々な要因が考えられます。ですが、肉眼ではなかなか確認できないので、治療に大変に苦慮することが多々あります。


そこで、マイクロスコープ(顕微鏡)の登場です。ミラーに写して直接根管内を確認できるので、肉眼では見つけられなかった原因を一瞬で見つけることができます。

※歯折部分が分かるように、
特殊な薬液で染めています

このように肉眼では確認できない根管内をマイクロスコープを使えば、しっかりと確認することができます。

しっかりと原因を確認した状態で処置をすればより高確率で治療を成功へと導くことができます。


当院で4番と8番チェアーにマイクロスコープが設置してあります。興味ある方はぜひ、その性能や効果のほどをスタッフに聞いてみて下さい。

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