丸尾歯科 衛生士の森岡です。
今回は当院で販売もしている、キシリトール100%チョコについてお話していきます。
キシリトールは砂糖に代わる代用甘味料で、砂糖と同じ位の甘さがあります
主な効果としては、
①虫歯予防
通常、虫歯菌は砂糖をエネルギー源として分解し、酸を作り出し、その酸で歯を溶かし虫歯を作ります。
ですが代用甘味料であるキシリトールは分解されても殆ど酸を出さないため、歯を溶かす酸が作られないため虫歯にならないと言われています。
②カルシウムと結合して、再石灰化を促す
キシリトールの甘さにより、唾液の分泌が多くなり、唾液中のカルシウムとキシリトールの成分が歯の表面を覆うエナメル質の再石灰化を促します。
③血糖値が上昇しない
キシリトールはカロリーが砂糖の3/4と低く、分解・吸収される時にインスリンを使いません。
そのため、糖尿病や妊娠中の方も食べても問題はありません。ただし、食べ過ぎは良くないですので気をつけてください。
キシリトールの効果的な取り方と量
1日に摂取できる量は乳幼児は0.5~1g、成人は5~10gが理想的です。
キシリトール100%チョコだと、
成人は食後1~2粒を一日1~2回。
乳幼児は1粒を1日1回、特に寝る前の歯磨き後がオススメです。虫歯にならないので寝る前に食べても大丈夫です!
そして、量より回数が多い方がよりオススメです。
ただし、摂取量が多くなるとお腹がゆるくなりやすいので気を付けて下さい。
歯科専売で売られているキシリトール商品は100%なので、一般販売されてあるキシリトールガムやタブレットよりかは高価にはなりますが、虫歯予防の習慣としてフッ素と一緒に毎日の習慣になると虫歯ができにくい口腔内環境になっていくのでオススメです。
キシリトールガムは噛まないといけないですが、チョコなら舐めて溶かすのだけなので、噛み続けるのが苦手な方や乳幼児にオススメです。でも、乳幼児に与える場合は、あまり早い年齢で甘いものの味を覚えてしまわないように時期を慎重に選びましょう。
気になった方は受付スタッフまでお声かけ下さい。