こんにちは!丸尾歯科・技工士の池山です。
虫歯が大きくなると、詰めるだけの治療では困難で、歯の表面を削ってかぶせないといけない治療についてお話しますね。
治療には大きく分けて2通りあります。
保険治療か自費治療かです。
自費治療の代表的な補綴物がセラミック(陶材)ですが、
保険治療は、銀歯とレジン前装冠が主流です。
今回は、前歯のかぶせとなるレジン前装冠の作り方をお話します。
レジン前装冠の保険適応は、上下の前歯6本と、ブリッジのみ第1小臼歯(4番)ができます。
特徴は、
見えるところは歯と同色の白いレジン(プラスチック素材)で、裏側は金属になります。
色も周りの色に合わせる事ができます。
欠点は、
時間とともレジンが変色や着色したり、経年変化による磨耗や咬みちび、歯茎の周りが黒ずんできたりすることも…。
利点は、
保険治療で行えるため比較的安価なことです。
☆では、ここから作る工程をご説明します~
①印象材という歯の型を取る材料を使い、型どりをします。
②この型をもとに削った歯と同じ形の模型を作ります。
③冠をワックスアップし、鋳造法で金属の部分を作ります。
④表面に色合わせした、硬質レジンを盛っていき、光重合させます。
⑤隣在歯と違和感がないように、形を整えて研磨して仕上げます。
以上が作業工程となります。
皆さんも治療時、被せを入れなければいけなくなった際、どれにするか悩まれると思いますが、
やはり自費のオールセラミック冠はおすすめです!
金属を使っていないので、金属アレルギーなどの心配もなく、色調もより天然歯に近く、審美的に最も優れています。
経年変化による変色もなく、汚れが付きにくく、歯肉の健康を維持するためにも、おすすめしています。
気になることがあれば、遠慮なくスタッフにお尋ね下さい!