丸尾歯科 保育士兼歯科助手の季羽です。
お子さんのお食事について、困っていることはありませんか?
例えば・・・
「クチャクチャと音をさせながら食べる」
「あまり噛まずに飲み込んでいる」
「食べるのに時間がかかる」
など…
それらは、虫歯があって噛めない、噛み合わせが悪い、食べる意欲がないなどが原因のこともありますが、
「食べる機能」に原因があるかもしれません!!
食べる機能とは、お口や舌を正しく動かして食べ物をよく噛み、飲み込むことです。
食べる機能を育てるためには、食事中の姿勢もとても大切です。
お子さんの食べる姿勢は、足がぶらぶらしていたり、猫背だったりひじをついていたりしませんか?
正しい姿勢のためには机と椅子の高さがポイントです。
①机はひじが90°に曲がるくらいの高さ。高すぎると腕が動かしにくく、お茶碗を持って食べることができません。またせっかくの食事もよく見えません。
②椅子はひざが90°くらいに曲がり、足の裏が床につく高さ。(届かない場合は台を置きます)背筋はしっかり伸ばしましょう。
机や椅子の高さはお子さんが自分で選べないので、保護者の方が気をつけてあげましょう。
また、食べる時はお口を閉じて噛むことや一度にたくさん食べ物を入れすぎないことも様子をみて声かけしてあげてください。
「口を開けて食べない」
「肘をつかない」
「背筋を伸ばして食べなさい」
など、昔から言われているような基本的なことは、実は「食べる機能」を育てることにもつながるものです。
正しい姿勢で食べることで、よく噛めてしっかり飲み込むことができますし、お口の筋肉を動かしやすくなります。
お口の筋肉をよく動かすことで、あごの発達や舌や唇を動かす力が育ちます。
これらは、よい歯並びにもつながります。
子どもの頃に正しい姿勢で食べる習慣をつけていると、年齢を重ねて高齢期になった時に、誤嚥による肺炎などの予防にもつながります。
体と同じようにお口の機能も加齢と共に低下していきます。
子どもの頃に正しい習慣、機能を身につけることで高齢になってからの機能低下も緩やかになります。
保護者の方も一緒に、この機会に食事中の姿勢を見直してみませんか?
丸尾歯科では、お子さんのお口の機能が育っているかの検査を行っています。
検査の結果により、お口の機能を育てるための食事のアドバイスや、トレーニングをしてお口の機能を育てるお手伝いをさせて頂きます。お気軽にご相談ください。