オーラルフレイルとは?

こんにちは、歯科衛生士の徳本です。

突然ですが、、、

みなさんはフレイルという言葉はご存知ですか?

人は年をとると段々と体の力が弱くなり外出する機会が減り病気にならないまでも手助けが必要となってきます。

このように心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)と呼びます。

フレイルとは

「要介護」と「健常」の中間で、心と身体の働きが弱くなった状態

フレイルに早く気付き正しく治療や予防することで「健常」に戻ることができる境目の状態のことです。

そんな「体の衰え」よりも先にやってくるのが「口の衰え」と言われています。

オーラルフレイルとは

噛んだり、飲み込んだり、話をしたりするための口腔機能が衰えること

オーラルフレイルは、早期の重要な老化のサインとされています。

そのサインに気づかずに放置していると、

食事量が減少し、栄養が偏り体力が低下して、全身の健康を損ない「要介護」「寝たきり」に陥りやすいといわれています。

しかし、早期にオーラルフレイルを発見し、機能回復のトレーニングを行えば健常に戻ることは可能です。

しかも、トレーニングは確実な自覚症状が出てから始めるのではなく「おやっ?おかしいな?」と思った時に始めるのが早く回復するコツです。

このように、健康を維持していく上で口は大切な役割を果たしています。

ですからお口の機能検査を受けてご自身の症状にあったトレーニング法でオーラルフレイルを予防し、健全な人生を送れるようにしましょう!!

では、ご自分がオーラルフレイルになっているのかどうかを知るにはどうすればいいでしょうか?

簡単に分かるチェックがありますので、リストに当てはまる方も当てはまるような自覚症状がない方も、

将来「要介護」「寝たきり」にならないためにお口の機能チェックをおすすめします。

 ▢ 2~3年前に比べて固いものが食べにくい

 ▢ 食事中によくむせるようになった

 ▢ 口が乾くようになった

 ▢ 食べ物や薬が飲み込みにくい

 ▢ 食事の後も口の中に食べ物が残りやすい

 ▢ 食事の時間が以前より長くなった

もちろん、このチェックリストはあくまで目安です。本来は機能検査を行っていただき、検査結果から必要なトレーニングをして頂くのが一番確実です。

老後を健康で過ごすために、気になった方は健康保険で検査ができ、10分もかかりません。

検査は、舌圧(舌の力)、口腔内の水分量、舌の汚れ状態、唇や舌の動き、咀嚼能力などを検査します。

また、機能低下に合わせたトレーニングには以下のようなものがありますので、気になった方はスタッフにお尋ねください。