フッ素入りの食べ物

こんにちは、歯科衛生士の山口です。

フッ素入りの歯磨き粉、フッ素入りのジェル、フッ素入りの洗口液など日常的に歯科用品では、『フッ素入り』を目にすることは多いと思います。

今回は

フッ素を含んでいる食べ物

についてです。

まずフッ素とは,

ミネラルの一種でミネラルは丈夫な歯や骨のために必要な栄養素です。

[フッ素の働き]

フッ素は再石灰化を促進する効果が期待されています。

歯はエナメル質と呼ばれる人間の体の中で最も硬い硬組織におおわれており、歯の表面のエナメル質や唾液に含まれる成分が細菌から歯を守っています。

口の中に食べ残しが長時間あると、その食べ残しにより虫歯菌が酸をつくり続け、歯のリン酸やカルシウムなどが溶け出してしまいます。その結果、虫歯ができてしまいます。

フッ素を使用する事で歯の質が丈夫になり、酸に溶けにくい歯がつくられていきます。

特に生えたばかりの歯は、たくさんのフッ素を取り込みやすい性質がありますので、子供のうちからフッ素による予防を心がけましょう。

また、唾液中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンと一緒に、酸に攻撃された歯の表面にくっつき、再石炭化を助けて脱灰部分を元に戻そうとするはたらきがあります。

[フッ素を含む食べ物]

ワカメ、イワシ、エビなどの海産物や、緑茶、牛肉やりんご、みかんなど様々な食べ物に含まれています。

フッ素は私たちが普段から身体に取り入れている必須栄養素の1つです。

もちろん誤った量を摂取すれば、身体に害を与える場合もありますが、正しい量の摂取は問題はありません。

最後に、フッ素は食品から摂取するだけではなく、日常的にフッ素入り歯磨き粉などを使った方が歯を丈夫にしてくれます。