6歳臼歯のお話し

こんにちは、歯科衛生士の藤田です。

突然ですが,

一番最初に生える永久歯(大人の歯)ってどこの歯かご存知ですか??

個人差はありますが、

乳歯と入れ替わりで生えてくる下の前歯か、

乳歯の1番後ろから生えてくる『第一大臼歯(6歳臼歯)』という永久歯になります。

今日はその6歳臼歯についてお話しします。

6歳臼歯は

永久歯の中でも噛む力が1番強く、噛む・砕く・すり潰すといった食べ物を食べる上で最も大切な働きをしています。

また、これから生えてくる永久歯の歯並びを決める大切な歯です。

しかし、永久歯の中でも一番虫歯になりやすいので生えてきたらすぐに予防を心掛けましょう。

6歳臼歯が虫歯になりやすい理由
1、生えてきたことに気づきにくい
2、生え始めはブラシが当たりにくい
3、生えたてで歯質が弱い
4、溝が深くて汚れが付きやすい

虫歯にならない為には。。。

1.時間をかけて丁寧に磨きましょう

歯ブラシを真横から入れて毛先を噛み合わせの部分に押し付けるようにします。

仕上げ磨きも忘れずに!

2.フッ素を塗りましょう

最も酸に弱い、生え始めの頃の歯にフッ素を塗るとより効果を発揮します。ただし継続しないと効果は得られません!

3.おやつは時間を決めましょう

長い時間甘い味を楽しめるアメや歯にくっつきやすいキャラメルは特に注意が必要です。

他にもクッキーやチョコレートは歯の溝に残りやすいので、ダラダラ食べないようにしましょう!

 

6歳臼歯だけではなく、乳歯と入れ替わりで生えてくる永久歯が生え始めてから強くなっていくのには、2〜3年かかると言われています。

また、6歳頃から最終的にすべての永久歯が生え揃うのは13〜14歳頃になるため、普段の予防として手軽にできる『歯磨きの徹底』と『フッ素の使用』を中心に、定期的な歯科検診をオススメします!!