セラミックの詰め物・被せ物(e.max)の作り方 PART1

こんにちは。丸尾歯科技工士の安波です。

前回のブログでセラミックの詰め物・被せ物(e.max)について紹介しました。

当院ではe.maxをプレス製作CAM製作の2通り実施しております。

今回は詰め物(インレー・アンレー)を作る時に行うプレス製作での作り方を紹介したいと思います。

①患者さんから型取りした印象材に石膏を流し、硬化したら外します。

②模型作りを行います。ダウエルピン立て、のこ入れなどを行い、上下の歯の模型を咬合器に石膏で付けます。

③ワックスアップします。ワックス(蝋)で詰め物を作り、口腔内の噛み合わせを再現します。

④ワックス(蝋)の詰め物を埋没材を使って埋没し、円柱形の鋳型を作ります。

⑤円柱の埋没材(鋳型)を電気炉に入れワックスを焼却します。

⑥溶炉機器でワックスが焼却された鋳型に溶かされたブロックをプレスします。

⑦常温まで冷えるのを待って、埋没材からプレスされたセラミックの詰め物を取り出します。

⑧模型に戻して適合、調整、研磨します。

⑨色付け、艶出しを行い完成です。

次回はCAM製作での手順を紹介したいと思います。