おっぱい、ミルクの飲み方

今回は赤ちゃんの授乳のお話です。

抱っこの仕方と共に、出産して間もないお母さんや妊婦さんにもぜひお伝えしたい内容です(^-^)

 

まだまだ歯がはえていない時期ですが、赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲むことで一生懸命お口を使っています。

この時期にしっかりお口を動かすことが、大きくなってからの歯並びにも影響すると言われています。

 

まず気をつけたいのが授乳の姿勢です。

 

赤ちゃんが「も」の字になるように抱っこしてあげましょう。

 

赤ちゃんの胃より頭が高くなるようにすることと、赤ちゃんの体全体をお母さんの方に向けてあげることがポイント。

 

そしておっぱいでも哺乳瓶でも、赤ちゃんの唇をしっかり開いて、深く乳首をくわえるようにします。

乳首の先だけくわえたり、上唇を巻き込んだりしないように気をつけてあげてくださいね。

 

良い例 〇       

<深飲み>上下の唇がラッパのように外側に開いている

 

悪い例 ✖

左/浅飲み<乳首のみ>  右/唇が内側に巻いている

 

しっかりお口を開けて飲むことで、くちびるの周りの「口輪筋」という筋肉がつきます。

また、一生懸命お口を使って飲むことで、「ごっくん」と飲み込む舌の力が上あごを育ててくれます。

 

哺乳瓶を使う場合は、ぜひ参考にして頂きたいことがあります。

ミルクが上手に飲めていて、体重が順調に増えている場合には、ビーンスタークのような、しっかりお口を動かさないと出てこないようなタイプの乳首をおすすめします。

 

 

新生児の頃から哺乳瓶を使う場合は、逆に柔らかい乳首を選びましょう。

お口をしっかり開く練習になります。

 

生まれてすぐの頃から、赤ちゃんのお口の成長ははじまっています。

離乳食をはじめる前に、しっかりお口の力を育みましょうね(^-^)

 

丸尾歯科 保育士兼歯科助手 季羽まり子