診療報酬改定について

事務長の亀田です。

 

令和6年6月1日から診療報酬改定が実施されます。

これは保険診療の制度の見直しが2年に一度行われ、新しい診療が保険適用になったり、保険点数が増減したりするものです。

メンテナンスで通院されている方で、内容は全く同じでも窓口負担が変わってくることがあります。

 

今回の改定では「かかりつけ歯科医」の役割が評価されており、『ライフコースを通じて、継続的・定期的な歯科疾患(う蝕、歯周病等)の重症化予防や口腔機能の問題に対応することにより生涯を通じた口腔の健康の維持に寄与する。』ということが目的のひとつとなっております。

今回の改定で皆さんに関係あるのが、初再診料です。

 初診料 264点 → 267点(+3点)

 再診料  56点 →  58点(+2点)

 ※1点10円で計算され、窓口負担はその金額の1割~3割(患者さんによって異なります)になります。

 

マイナ保険証での受診か従来の保険証での受診かによって、初再診時の「医療情報取得加算」の点数が異なってきます。

◆マイナ保険証について

現行の健康保険証は令和6年12月2日に廃止となりますが、廃止後も最長1年間の猶予期間があります。

また、マイナンバーカードを保有していない方も医療機関で保険診療を受けられるよう、健康保険組合などの保険者から資格確認書が発行されます。勤務先にお問い合わせ下さい。

なお、資格確認書の有効期間は5年ですので、早目にご準備をされることをお勧めします。