口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)にご注意!

公開日:  最終更新日:2022/03/28

こんにちは、丸尾歯科です。

本日は「口腔扁平苔癬」という疾患についてお話しようと思います。
口腔扁平苔癬は、口の中の粘膜や舌の表面などに見られる白色でレース状の病変です。

出典:デジタルハイジーン別冊

これは「口腔潜在的悪性疾患(前癌病変)」であるため、定期経過観察が必要になります。
口腔扁平苔癬のある方は肝臓病の合併率が高いことが報告されており、 特に合併率が高い疾患がC型ウイルス性肝炎です。

肝炎ウイルスは、肝臓以外の臓器や組織に様々な病変をひきおこします。
そのうちのひとつが「口腔扁平苔癬」です。

肝炎ウイルスに感染し慢性化すると、徐々に肝臓の細胞が壊れていきます。
進行が非常に遅く、何十年もかけてゆっくり悪くなっていきますので、気づいたときには手遅れになってしまうこともあります!

歯科を受信した際に気づくこともあり、定期的な検診を受けていてよかった!ということもしばしば…

当院では患者さんのお口の中に口腔扁平苔癬を見つけたら、肝炎ウイルスとの関連の説明・専門医の紹介をし、ウイルス検査の推進と感染の早期発見・早期治療につなげたいと考えています。

少しでも不安な方は、ぜひスタッフにお問い合わせくださいね!

お口の健康は体の健康、定期的な検診とメインテナンスをおススメしています。

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