新型コロナウイルス感染症対策~当面の体制について~R3.1.15改訂
丸尾歯科は現在、新型コロナウイルス感染予防対策を強化した上で、通常通り診療を行っております。
「新型コロナウイルスが流行っていますが、歯医者は安全ですか?」「キャンセルした方がいいですか?」などの声を聞きますが、その気持ちとても理解できます。
歯科で働くスタッフは、普段から患者さんが仮にどんな感染症にかかっていようと自分たちに感染しないような万全の衛生対策をとっています。当院は、患者さんに安心して歯科治療を受けていただくために『 新型コロナウイルス 』の様々な感染防止対策を行っております。
当院の対策
Q 1『ちまたで新型コロナウイルスが流行っています。歯科医院に行くと感染しそうで怖いんですが、そちらの医院に行っても大丈夫ですか?』
ご安心ください。積極的に感染防止対策を実施しています!
●玄関でご来院の全ての方に、検温と体調について問診いたします。37.5度以上の発熱や咳があるなど感染を疑われる方の入室をお断りさせていただいております。
●全スタッフにも毎日の検温と健康面のチェックを義務付けております。発熱がある場合の出勤は認めておりません。
Q 2『 院内感染防止対策としてはどんなことをしていますか? 』
全ての方が感染の可能性があると仮定し、常に気を抜かずに防護を徹底します。
~ 患者さまへのお願い ~
● ご来院された全ての方に、玄関にて非接触型体温計による検温をさせていただきます。
● 手指消毒剤を設置して、患者さまの入退出時にご使用いただいております。
● 待合室ではマスク着用をお願いしております。
~スタッフの体調管理も徹底しております~
万が一、スタッフが発熱した場合の出勤は認めておりません。
解熱後に抗体検査を行い、陰性を確認してからの出勤としております。
~ 当院の主なとりくみ ~
1.ほかの患者さまとの距離をとるため待合室の座席を減らし、不特定多数が触れる恐れのある本や雑誌は撤去させていただいております
2.当院は開院当時より滅菌・消毒に力を入れています。治療に使用する器具はすべて滅菌し、ハンドピースも滅菌しています
3.全スタッフ、マスク・手袋・治療時のフェイスシールドの着用をしております
4.院内の各ドアノブ・持ち手は1時間おきに、診療台とその周辺は、お一人の患者さまが治療を終わられるたびにアルコール消毒を行っています
5.可能な限りの窓と扉を常時開放して、院内を換気しております。また、口腔外バキュームで治療中に発生する微小粉塵を吸引除去して診療室の空気を清浄に保ちます
6.トイレ のご使用後、すぐにドアノブなどの消毒作業を行っています。ご使用後はスタッフまで
7.治療前にリステリンでうがいをしていただいております。
「30秒間のリステリン洗口は、治療中の患者さんの口から放出されるエアロゾル(細菌などの感染源から構成される浮遊性物質)を減少させ、室内の汚染を防ぐだけでなく、患者さまの体内に侵入する微生物も減らすことができます。」
8.建物内の水は全て「ウルトラファインバブル水」に変更し、除菌&ウイルス対策しております。
9. 口腔内バキューム「zoo」
- 助手や衛生士がバキュームを持つ必要がなくなり、スタッフの院内感染リスクを軽減することができます。
- ウィルスを含む口腔内に溜まっているだ液を可及的に吸引除去できます。
- zooは全体をオートクレーブ滅菌可能なので安心です。
- 治療途中のうがい回数が減少するのでうがい時にウィルスを含む唾液の飛び散りを減らすことができます。
Q3『 多くの方が待っている待合で長時間待ちたくないんですけど、何か方法はありませんか? 』
スタッフが携帯電話番号をお尋ねし車にてお待ちいただけます。
順番がきましたら携帯電話でお知らせいたします。
持続しよう!「感染予防の基礎対策」
短期の終息が難しくなってきた新型コロナウィルス。政府は、感染拡大リスクが高い「3つの密」を徹底的に避けるとともに、手洗いや身体的距離確保といった基本的な感染対策の実施を継続していくことは不可欠であると提言しています。
未だ特効薬もなく、症状が急速に悪化し、ワクチンの開発には時間のかかる新型コロナウイルスは怖い存在です。
しかし、感染リスクを減らし予防をする方法や目・鼻・口の粘膜から侵入すること、そして、インフルエンザウイルス同様に口の中の歯周病菌が粘膜からウイルスの侵入を手助けすることも分かっています。まさに口は命の入り口でもあり、病の入り口でもあるのです。
新型コロナウイルスは正しく知れば「防御」できる!
感染経路は、飛沫感染・接触感染です。新型コロナもインフルエンザも同じウイルス感染なので、インフルエンザの感染予防対策を実施してもらえば、大丈夫です。
POINT.1
帰宅時や調理の前後、食事前など、
30秒以上かけてこまめに手を洗う!
POINT.2
マスクを正しく着用する!
鼻とあごの下までしっかり覆う。
そして、忘れないでほしいのが…
POINT.3
お口を清潔に保つこと!
適切な歯みがきと歯医者さんでの口腔ケアを受ける。
口腔ケアがウイルス感染症に効果的な3つの理由
- ウイルスの感染を助ける口腔内細菌を減らします
- 口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます
- 口腔ケアでウイルス性肺炎の重篤化を防ぐことができます
口の中に住みついた歯周病の細菌が粘膜にインフルエンザウイルスを侵入させやすくする酵素を出すことが分かっています。つまり、口の衛生状態が悪い人はインフルエンザにかかりやすくなり、反対に口腔ケアをきちんと受けて歯周病菌を減らせばウイルス感染リスクを小さくできるのです。ある研究によると感染リスクが89.8%減らせるという結果が 報告されています。(下グラフ)
歯周病菌を減らすことが体の免疫を高め、粘膜からのウイルスの侵入を防いでくれることがわかっています。
歯周病という慢性疾患を持った人が、お口の健康を維持するためにメンテナンスに通院することや治療を受けることは不要不急にあたるのか?
感染経路の一つであるお口を清潔にし、健康を保つことは、ウイルス感染の水際対策なのです。
手洗い・マスクはもちろんのこと、自身での口腔清掃と共に、歯科におけるプロフェッショナルケアも大切です。しっかり感染対策を整えた医院は市中のどこよりも安全です。
こんな時だからこそ今まで続けてこられた口腔衛生状態を維持するためにメンテナンスを受けられることを願っています。
当院は、必要と感じてくださる患者さまのお気持ちにお答えできるよう、万全の体制をとらせていただき、皆さまのお越しをお待ちしております。