歯科衛生士の徳本です。
歯を失った場合、1本なら大丈夫!ではありません。
そのまま放置すると、抜けた歯の噛み合わせの歯が伸びてきます。また、隣の歯が倒れてきて、かみ合わせや歯並びは簡単には治せません。
歯磨きがしづらく虫歯や歯周病になりやすくなります。
かみ合わせのバランスが崩れると全身への影響もでてきます。
このような状態にならない為にも歯がなくなった場合は治療が必要です。
ではどのような治療法があるか説明していきます。
1.インプラント
インプラントとは天然の歯を削らず歯が無くなったところに、天然の歯根に代わる人工的な歯根を埋め込み、骨となじんだら(約3~4ヶ月間)その上に歯を作り見た目も綺麗にまた噛むのも快適にする方法です。
インプラントの長所は残っている歯に力の負担をかけることがなく異物感も少ない。
自分の歯の様に食べることができる。
ただし、顎の骨の状態や全身の状態によってはできない場合もあります。
また保険外治療となり費用がかかります。
2.ブリッジ
ブリッジとは、残っている両隣の歯を削って自分の歯を橋桁(はしげた)として使います。
入れ歯のような不快感もなく入れ歯より咬みやすく取り扱いが比較的楽ですが、自分の歯を大きく削らないといけないですし自分の歯に強い力がかかるため歯根破折の可能性もあります。
あと歯と歯の間に汚れがたまりやすいためお掃除が大変です。
また失った歯の本数によってはブリッジができない場合もあります。
3.義歯
あともう1つの治療法として義歯(入れ歯)があります。
残っている歯の本数や位置、状態により形状は変わりますが歯がなくなった所に人工歯と義歯床、そして歯に固定する[バネ(クラスプ)]をかけて安定させるものです。
歯を削らなくて良いですが異物感や審美性はよくありません。
自分の歯と比べて咬みにくいですし取り出して清掃が必要など管理が面倒です。
この3つが歯を失った場合の代表的な治療法です。
他にも欠損の状態や口腔内の状況に応じた方法がありますので、ほったらかしにしないで歯医者に相談しましょう!!
ぜひ自分にあった治療法をみつけてください。
その際、それぞれの治療法をもっとくわしく知りたい方はスタッフにお声かけください。