こんにちは(*^^*)丸尾歯科 保育士兼歯科助手の季羽です。
今回はお子さんの食事のお話です。
あごの発育のためによく噛むことが大切というのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
大人の歯に生えかわった時に、歯がきちんと並ぶスペースを育てるためにも、あごの発育はとっても大切。
ではよく噛むためには、どんなものを食べたらいいでしょうか?
まず大切なのは、お口をしっかり使うこと。
食べやすいからと、小さく切ったものや一口サイズのおにぎりなどを食べさせていませんか?
お口を大きくあけて、上唇と前歯を使ってガブリとかぶりつくことが大切です。
お子さんも大好きな味付けで、ガブリとかぶりつけるメニューがオススメです。
例えば・・・
<手羽元のさっぱり煮>
材料
鶏の手羽元 8本くらい
ゆで卵 お好みの数
★しょうゆ 50cc
★酒 50cc
★酢 50cc
★砂糖 60cc
みりん 50cc(混ぜずに後で入れます)
1.フライパンに油を少々入れて熱し、手羽元を入れて表面を軽く焼く。
2.★の調味料とゆで卵を入れて落し蓋をしながら弱火で30分ほど煮る。途中で上下をひっくり返す。
3.最後の5分でみりんを入れて強火で煮詰めたら完成。
骨つきの鶏肉は大きな口を開けて、顔の筋肉や前歯を使ってかじりとることができるのでおすすめの食材。
お子さんが戸惑うようなら、まずは、お父さんお母さんが食べるところを見せてあげましょう。
続きまして・・・
カレーや炒め物など、普段の食事でも具材を大きく切ってみましょう。
包丁で切る回数を減らせば、自然と歯で噛む回数が増えるのです。
固い物でなくても、噛む回数を増やすことができますよ。
また、噛みごたえのあるものもおすすめです。
野菜スティックや少し固めのおせんべいなど。
カリカリ、ポリポリ音がするのをお父さんお母さんも一緒に楽しみながら食べてみてくださいね。
野菜の食感を楽しみながら、よく噛めるレシピをご紹介します。
<豪快きんぴら>
材料
ごぼう 1本
人参1本
★砂糖 大さじ1.5
★しょうゆ 大さじ1.5
★みりん 大さじ2
★酒 小さじ2
ごま油 少々
1.ごぼうを大きく太めに切り、鍋に塩を一つまみ入れて茹でる。
2.人参も大きめに切り、1と一緒にごま油を熱したフライパンで強火で炒める。
3.火を弱めて★の調味料を加えて少し炒めたら、完成!
また、よく噛むためには姿勢も重要。
足がブラブラしていては、体幹が安定しないのでよく噛むことができません。
足が付く椅子を選ぶか、踏み台を置いてしっかり足の裏が付くようにしましょう。
食事の時の飲み物についてですが、
食事中は飲み物は置かないようにします!!!!!
あまり噛まないまま、お茶や水で食べ物を流し込むことが癖になってしまうからです。
よく噛むことで筋肉がポンプの働きをして、唾液がたくさん出るので、食事中は唾液と食事に含まれる水分で十分。
ただし、お子さんには水分補給が大切なので、食事の後にはしっかり摂るようにしましょう。