子どものお口ポカンについて

 

こんにちは!丸尾歯科、保育士兼歯科助手の季羽です。

お子さんがテレビを見ている時など、お口がポカンと開いていることはありませんか?

今回はお口ポカンがなぜ良くないのか、また改善するにはどうしたらいいのかについてお伝えしたいと思います。

唇の周りの「口輪筋」という筋肉が弱いと、お口がポカンと開いてしまいます。

「口呼吸を引き起こします」

まず、お口ポカンは口呼吸につながります。

鼻呼吸では、鼻の粘膜に生えている細かい毛が空気清浄器のような役割をしてくれていますが、

口で呼吸をするとウイルスや細菌などを含んだ空気を直接体の中に取り込んでしまうため、

風邪や咽頭炎などの感染症にかかりやすくなってしまいます。

寝ている時の口呼吸・・・・・・

舌が下がり気道が狭くなるためいびきをかきやすくなり、眠りが浅くなりがち。

そうすると、日中ボーッとしてしまい、授業中など集中力がなくなってしまいます。

「お口が乾燥します」

また、お口が開いていると、唾液が蒸発してお口の中が乾燥してしまいます。

唾液には虫歯を予防してくれる働きがあるので、唾液が減ると虫歯になるリスクが高くなってしまいます。

お口の乾燥は口臭にもつながります。

お口が開いていると、自然と顎が上がって猫背になっていませんか?

お口ポカンは姿勢も悪くなり、歪んだ無理な姿勢が噛み合わせや歯並びにも影響してしまいます。

このように、お口ポカンは全身の健康や発達に影響を与えてしまうのです!!!!!

『治療方法は・・・・・・口輪筋を鍛えましょう!!』

お口ポカンを改善するには、口輪筋を鍛えましょう!

①あいうべ体操

簡単にできるのが、「あいうべ体操」です。

「あー」「いー」「うー」「べー」とゆっくり大きくお口を動かしましょう。

詳しくは動画をご覧ください↓↓↓

お子さんだけでなく、お父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃんの健康のためにもおすすめ!

家族みんなで「あいうべ体操」をやってみましょう(^-^)

②ペットボトルトレーニング

続いてペットボトルを使ったトレーニングもご紹介します。

このように、ペットボトルの先に大きめのボタンをつけた糸を巻きつけます。

ぺットボトルに少量の水を入れ、ボタンを上唇と下唇でくわえてペットボトルを持ち上げます(歯で噛まない)。

3分間キープを、1日3セット目標にしてみましょう。

慣れてきたら、水の量を増やしていきます。

 

③吹くトレーニング

また遊びの中で自然と口輪筋を鍛えることができるのが「風船」。

手で吹き口をおさえずに、唇でくわえて風船をふくらませることができるかチャレンジしてみましょう♪

風船以外にも、吹く遊びはおすすめです(^-^)

丸尾歯科では、毎年8月に口輪筋の強さを無料で測定する「くちびる甲子園」というイベントを行っていて、今年もたくさんの方に参加して頂いています。

気になる方はぜひ測定してみてくださいね。