丸尾歯科 歯科衛生士の上田です。
皆さんは、毎日、歯磨きして歯をきれいにしてますが、、、
でも、お口をあーんと開けて鏡を見た時に、まず目に飛び込んでくるのは舌(べろ)ではないでしょうか?
この舌をよーく観察してみましょう!
ほんのりピンク色ですか?それとも真っ白?黄色や茶色?
今回は健康な舌と汚れた舌の違いについてお話しましょう
「健康で、きれいな舌」は、↓↓↓
全体がほんのりピンク色で表面に小さなつぶつぶの突起があります。
このつぶつぶ突起は舌乳頭といい、舌の表面には4種類の乳頭に分けられます。
舌乳頭の中に味を感じる味蕾(みらい:味細胞)が存在していて、この味蕾細胞が食べ物の甘いしょっぱいなど感じています。
逆に、「汚れが溜まった舌」は、↓↓↓
舌の表面に白いコケのようなものが付いています。
これは、歯にくっつく歯垢と同じ「ばい菌」の塊です!!
さきほどお話しした舌乳頭と味蕾もコケで覆われています。
これでは美味しいご飯も本来の味を楽しめませんね。
それだけでなく、味覚が弱くなるので食事の味付けも濃くなり、身体にもよくありませんよね。
クリーニング方法は・・・
コケをお掃除して取り除けば良いということになりますが、歯についたばい菌は歯ブラシや歯間ブラシで磨けば落とせます。舌の清掃も、同じばい菌なので磨くと良いのですが、
歯磨きのついでにそのまま歯ブラシでゴシゴシ磨いていませんか?
歯ブラシでこすってしまうと舌の表面の粘膜を傷つけてしまい、目に見えない微量な出血を起こし、この血液を餌にばい菌が群がり口臭の原因となることや、舌乳頭が剥がれたり角化してみ買う障害を引き起こしたり、最悪舌ガンの危険性も・・・・・
ですから、歯ブラシなどで不用意に舌を磨かないよう気をつけましょう。
当院では、清掃に使用するのは、舌みがき専用の「舌ブラシ」をおすすめします!!
ヘラタイプもありますが、舌乳頭は細長いヒダヒダが密集しているのでヘラはヒダヒダの奥まで届かず上から撫でるだけであまり清掃効果はありませんので、当院では舌ブラシをおすすめしています。
詳しい使い方は動画をご覧ください↓↓↓↓↓
でも、舌ブラシって難しそう!と思ったかたは・・・
ガーゼによる清掃が簡単で行いやすいです。ガーゼを水で湿らせ軽く絞ったら、人差し指に巻きつけて使います。
他にも舌清掃専用のガーゼもありますので、こちらを使えば便利です。
使用方法はこちらの動画をご覧ください↓↓↓↓↓